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コンサルタントコラム

成長論
2023.03.10

≪新入社員向け≫仕事で質問しづらい時に取るべき行動と押さえるポイント

成長論 / 永友 美和

初めての仕事で「これで合っているのかな?」という疑問や不安を感じた経験は誰しもがあると思います。

また、新入社員時代、私自身もそうでしたが「先輩や上司の仕事の邪魔をしてしまうかも…」と質問することを躊躇し、結局不安なまま仕事を進めてしまったという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、私が新人研修や採用担当を通じて感じた視点から、新入社員向けに質問しづらい時に取るべき行動と押さえるポイントについて、お話しします。

■質問しないことで起こる問題

前提として、仕事で質問できないという状況には大きなリスクがあります。

・知識を得るのに時間がかかり独り立ちが遅れる(成長できない)
・理解できていないまま進めることで仕事の質が下がる
・結果的に自分の評価が下がり自分が損する

質問するという行為は成長や仕事の質に直結しますので、特にこれから仕事を沢山覚えていかなければならない新入社員は【質問をしない/時間で解決する/自己完結する】という選択肢を持つべきではありません。

■いきなり声をかけることに気が引ける時は “自分が見たままの相手の状況”をクッション言葉に質問する

質問しないリスクがあるとはいえ、新しい職場でまだまだ人間関係が築けていない新入社員は、必要以上に相手の様子をうかがってしまい、質問のタイミングを逃すこともあると思います。

そこで「いきなり話しかけていいのかな」など不安に感じた時には、自分が見たままの相手の状況をクッション言葉に質問してみましょう。

相談したい相手が忙しそうにしているなら、
お忙しいと思うのですが○○について質問がありまして…」
このように、クッション言葉を用いて質問することで唐突な印象は無くなりますし、謙虚な姿勢や相手への労いも表現できるので、相手は気持ちの良いコミュニケーションに感じます。

他にも、
・連続で質問を重ねたいのであれば、「立て続けで恐れ入りますが…
・相手が外出から戻ったばかりであれば、「外出から戻られたばかりで恐縮なのですが…

など、相手の状況はそのままクッション言葉に変換できます。

クッション言葉は社外や上司とのコミュニケーションでは頻繁に使用するビジネススキルですが、新卒や社会人経験がまだ少ない新入社員は新しい環境で躊躇せずに話しかけるための手段として、どんどんクッション言葉を活用しましょう。

■質問の「質」をチェックする

よっぽど意地悪な人でない限り、前述の方法で声をかければほとんどの人が質問や相談の時間を取ってくれるはずです。ただし、むやみやたらに質問する前にしっかりと自分自身でチェックしなければならないこともあります。

ここでの「質」のチェックとは、自分で調べれば分かることではないか?と振り返ることを指します。

質問したらちょっと嫌な顔をされたかも…。適当に返事をされた気がする…。と感じたことがある人は要注意で、仕事では原則、まずは自分で調べたことをふまえて質問する姿勢が求められます。
自分自身の準備不足が原因で質問しづらい環境を生み出していないか、振り返ることも重要です。

「質問する=相手の時間をもらう」ということをしっかり頭に留めておきましょう。

以上のように質問がしづらい時にはたった一つ言葉を足したり、質問の質をチェックすることで解消できることがほとんどです。

ただし、質問を受けつける文化がない職場や、人間関係が極端に悪い職場というのはどうしても存在します。
お話ししたように、質問するという行為は成長や仕事の質に直結する重要なことなので、質問を工夫したところで聞いてもらえず自分の成長や仕事の質に悪影響が出ていると感じた時は、思い切って部署移動の相談や転職を考えるのも一つだと思います。

転職したばかりで職場環境に不慣れな方や、社会人経験が浅い新入社員の方々の参考にしていただけると幸いです。

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