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コンサルタントコラム

成長論
2022.04.13

仕事での成長と人間的成長を紐づけて考える重要性

成長論 / 永友 美和

フルタイムで働く社員であれば、1日おおよそ8時間は仕事に費やします。
24時間の内、睡眠時間を除くと人生の半分は仕事で占めていることになりますので、どうせならやりがいを感じながら働いた方が良いでしょう。

私は、やりがい=自分自身の成長を感じることだと考えています。
ただ、個人事業主は別ですが、仕事とは必ず組織の事業の一部を担っている状態なので、自分ではこのくらいで良いだろうと思う成長スピードとは別に、周囲から成長を求められることもあります。

そういった時に「なぜ自分のペースでやらせてくれないんだ」「私はほどほどで良いのに」と思ったことはありませんか?

今回は、私が人事やマネジメント経験を通して、過去に同じような悩みや疑問を持った社員に対してアドバイスしたことを振り返り、周囲から成長を求められることに対してどういう心持ちで臨むと良いか、そして、仕事での成長と人間的成長を紐づけて考える重要性についてお話しします。

 

■「自分のペースで仕事したい」は個人事業主でなければ不可能。周囲から成長を求められる理由を正しく理解しましょう。

言わずもがなですが、会社の成長には社員ひとり一人の成長が必要不可欠です。衰退を目指しています、なんて会社はまず存在しないでしょう。
よって、会社は会社自体の成長を続けるためにも社員に対し「出来なかったことを出来るようになる」「出来ていることのレベルを上げる」ための成長を促します。

採用面接をイメージしてみると分かりやすいと思います。
何の意欲も語らない応募者と、この会社で自分自身も成長をしていきたいです!と意気込んでいる応募者、どちらに対して一緒に働きたいと感じるでしょうか。恐らく、多くの面接官は意欲が高い応募者を評価し、採用するでしょう。

このように、順調に選考を突破して入社したからには、会社で周囲から成長を求められることはごく当たり前のこととして向き合う他ない、と理解する必要があります

 

■会社で周囲から求められる成長は人間的成長にも繋がる

周囲から「成長」を求められることはある意味当然だと認識できたと思います。ですが、その求められた成長を仕事のみに絞って考える必要はありません。

「周囲の期待に応えるため」「成長して上司から評価してもらうため」という外発的動機付けだけで頑張っていると、どこかで無理をしすぎたり、苦しくなる瞬間が来るものです。
もちろん目の前にある仕事の質を上げるためにも成長する必要はありますが、同時にその成長は人間的成長にも繋がるという視点で見てみましょう。

・仕事でクライアントとのやり取りを重ねる内に、友人とのコミュニケーションでも相手目線で考えられるようになった
・適切なタイミングで上司に相談ができるようになったことで、プライベートな悩みもスピーディーに解決できるようになった

このように、目の前のことを着々と進めた先に「結局は自分の為になったな」と思える事例が多々潜んでいるのが仕事です。

大前提、仕事で周りから求められる成長に応えることは大事ですし、それを放棄していいわけではありません。ですが、求められる意味を正しく理解しないまま、外発的動機付けだけではいずれ疲弊しますし、やりがいも実感しづらくなるものです。

始めに戻りますが、フルタイムで働く社員であれば、1日おおよそ8時間を仕事に費やします。
24時間の内、睡眠時間を除くと人生の半分は仕事で占めているのですから、仕事での成長と同時に人間的成長も果たせれば一石二鳥です。
意識的に視野を広く持ち、仕事にやりがいを感じながら仕事に励む人が増えれば幸いです。

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