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コンサルタントコラム

成長論
2022.02.07

異業種転職の際に心得ておきたいこと

成長論 / 永友 美和

私自身元々は異業種からの転職で現在の会社に入社しましたが、入社して5年程経過した今、周囲からはいわゆる“古くからいる社員”という位置付けになりました。そして今では、5年前の自分と同じように異業種からの転職で入社する新人社員さんを迎える立場です。
そこで今回は、両方の立場を経験したからこそ分かった異業種転職に付きまとう悩みと、それを解消するために心得ておくと良いと思うことをお話しします。

■異業種転職の悩みで一番多い“自分の無力感”は、当たって当然の壁だと考える

まず、過去の自分を含め、最近当社に異業種からの転職で入社した新人さん達が抱える悩みで一番多いのは“自分の無力感”に関する悩みです。
ここで話す無力感とは、例えば以下のような内容です。

「自分は会社やチームに貢献できないのではないか」
「この仕事は自分には向いていないのではないか」

私の場合を振り返ってみると、入社して2~3週間経つ頃に上記のような悩みを持ち始めたように思います。自分以外のベテラン社員や同時期に入社した社員の働きぶりが見え始めるのがこの頃です。周りが見えてくる分、今の自分の実力と将来的に求められる仕事ぶりの比較が簡単に出来てしまい、そこにギャップを感じた瞬間に自分の無力さを感じてしまったということです。
入社当時このように悩んでいた私ですが、今では私と同じような悩みや不安を新人社員さんから聞きます。
つまり、このようなことは決して特別な悩みではなく、新人なら誰しもがぶち当たる壁なので、まずは「悩んで当たり前」くらいのマインドセットで臨むと良いでしょう。

■「チームへの貢献」や「仕事の向き不向き」を考えるのは基礎を身に付け実力が伴ってから

早く一人前にならなきゃ、先輩社員に追いつかなきゃと考えて努力するのは良いことですし、それだけ悩むほど真剣に仕事に向き合っているとも取れます。
ただ、ここで考えて欲しいのは、新人の頃から先々のことばかりを気にしすぎて目の前の業務が手に付かなくなってしまっては元も子もないということです。
「チームへの貢献」や「仕事の向き不向き」を考え悩むには十分な基礎知識と実力、そしてなによりも上司からの客観的な判断が必要です。そのため今の自分がそこまで考えるべきステージにたどり着いているのかは常に自問自答する必要があるでしょう。
入社したばかりの頃から“今”求められている以上のことを考えてしまい自分だけの思い込みによる無力感に打ちひしがれてしまう状態になるのは非常にもったいないです。
そして、長年働く社員目線でストレートに事実を話すと、そもそも上司や在籍の長い社員は新人に対して今すぐの成果は期待していないというのが現実です。

以上のことを心得ておくと、まずは目の前にある仕事をひとつひとつクリアすることに集中した方が得策だと分かると思います。もし自分の中で言い聞かせるだけでは不安になってしまうようであれば、ぜひ一度上司の方に「今私ができるようになるべきことって何ですか?」と聞いてみてください。
上司が望む「出来るようになって欲しいこと」とは、実はすぐ目の前にあるPCのタイピングスピードアップだったりするのです。

まずは目の前のことを着々とクリアしていくことが大事だと気づき、常にクリアな状態で働ける異業種転職者が増えれば嬉しいです。

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