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コンサルタントコラム

成長論
2022.10.17

入社3ヵ月の壁との向き合い方

成長論 / 永友 美和

入社して3ヵ月ほど経つ頃にはある程度、業務内容や職場環境に慣れてきます。
ただ、慣れはしたものの思うように仕事で成果が出せず、なんだかモヤモヤと悩んでしまった経験のある方も多いと思います。

これは私も例外ではなく、入社して1、2ヵ月目の頃は「まだ仕事を覚えていないから」という“できない理由“があるので安心材料になっていました。

ですが3ヵ月経つ頃には一通りの仕事を経験し、段々と“できない理由”が無くなります。また中途採用が活発な会社であればあるほど今度は新人を迎える側になり、あっという間に先輩社員という立ち位置に移り変わります。
そして先輩社員という立ち位置に移り変わるにつれてプレッシャーも感じやすくなるため、上手くいかないことが続くと「自分にはこの仕事は向いてなかったんだ」など一気に諦めの思考に入ってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。

入社3ヵ月の壁とはこのことで、今回はこの壁にあたった時に正しくその壁と向き合い解消していく方法と、できれば冷静に思いとどまった方が良い理由についてお話しします。

3ヵ月の壁はあって当然くらいの心構えでいること

これから転職しようと考えている方や入社して間もない新入社員は【入社3ヵ月の壁は多かれ少なかれ誰しもが感じるもの】だと心構えておきましょう。
「こんなはずじゃなかったのに!」と大ダメージを受けるか、心構えすることで即座に「どう乗り越えていこうか」とシフトできるかの違いですが、まずは頭に置いておくだけでも良いと思います。

“壁”となっている原因を自己分析してみる

いざ壁にぶつかった時に、その壁を乗り越えるためにまず必要なのは自己分析です。
私の知る中で入社して3ヵ月頃の方が仕事が上手くいかないと悩む原因として上がってくるのは大きく3つです。

① 仕事が難しい
→前職や今まで経験した仕事に比べ、単純に、仕事内容のレベルが高い。そのため成果に繋がっていないなど

② 仕事を教えてもらえない、質問がしづらい
→上司や先輩社員が新しいことを教えてくれなかったり、分からないことがあっても質問がしづらくコミュニケーションがとれない状況など

③ 人間関係が悪い
→常に人の顔色をうかがいながら働くため本来やるべき仕事に完全に集中できない状況など

まずは自分が感じている壁はどのケースに当てはまっているのかを分析し、把握することが大切です。

ケースごとの対応策を実行

① 仕事が難しい
仕事は難しいけど頑張るぞ!という気力よりも憂鬱さが勝るようあれば、今の自分のスキルに合わない仕事が割り当てられている、もしくは自分の思い込みで必要以上に難しく捉えすぎている可能性があります。
すぐに上司とコミュニケーションをとり、まずは上司が求めている仕事のレベル感を再確認してみましょう。

② 仕事を教えてもらえない、質問がしづらい
上司や先輩社員が忙しそうでなかなか仕事を教えてもらえない時、または忙しそうにしているのを見て質問しづらいなという時は、上司や先輩社員に毎朝10分間や毎週●曜日に30分など、定期的な質疑応答タイムを作ってもらえるよう提案するのも一つです。上司や先輩社員の予定にあらかじめ入れておくことで、教えてもらえない、質問しづらい状況は抜け出せるはずです。

③ 人間関係が悪い
人間関係が著しく悪い職場というのはどうしても存在します。ただ、あからさまにいじめを受けていたり理不尽な扱いを受けている場合を除く人間関係のもつれとは大体は双方に原因があります。直接相手と話して解消するか、直接話しづらい場合は上司に相談して三者間で話す場を設けるなどで解消しましょう。

 

このように冷静に正しい状況分析と対応をすることで入社3ヵ月の壁のほとんどは乗り越えられます。

また、一時の感情に任せて早期離職を繰り返すのは実は大変リスクがあります。私は採用担当として選考者の履歴書を見る機会も多いですが、早期離職の過去がある人は年齢を重ねても離職を繰り返し安定が見られない傾向があるのが事実です。また、採用担当や面接官は早期離職の可能性は最小限にとどめて長期的に人材育成を図りたいはずなので、自分が思っている以上に職歴をしっかりとチェックしているというのも事実です。

入社3ヵ月の壁はあって当然だと心構えておき、正しく冷静に向き合うための参考にしていただけましたら幸いです。

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