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コンサルタントコラム

成長論
2021.05.12

自己完結する怖さ

成長論 / 趙 美紀

今回は、自分で物事を決めて進めることの危険性について、私なりに触れてみたいと思います。

基本的に、物事を自分の責任で判断し進めるのは、責任ある行動として良いことだと言われますし、私も共感しています。
自分で決断したことが成功体験となれば、自信に繋がりますし、求められてることを正確に把握できる、そしてやるべきことを実行できるスキルも身についているといえるからです。自力で解決できるということになります。

ただ、今回はネガティブな自己完結が発生するとどうなるか、にポイントをあて進めます。

自分は良いと思ったけど、実はそれほど良くなかった。求められていることとズレていた、などで指摘指導を受けることが多く、自力で解決していない・成功体験に繋がらない場合は、どうでしょうか。


その場合は、「自分の中の納得感だけで判断し続けている」ということになります。
そして、そういう人の思考性は以下のどちらかかと思います。

・指摘している人よりも自分のほうが優秀だと思っている、自分に自信がある(自己評価が高すぎる)
・自分に自信がないためどうせ指摘されるものと諦めている(自己評価が低い)
=他人からの見え方を気にしていない

1点目、自分に自信があるという特徴は自己完結しやすい人物像としてよく表されているため、今回は割愛しますが
2点目が発生していることも多いのではないでしょうか。

というのも、本当に自分に自信がある人は、求められていることにあわせ続けられる自信があるため、積極的にズレを埋めていく行動をとれます。
自分に自信があるからこそ、他人からの評価を気に出来るのです。

逆をいえば、本当に自分に自信がない人は、他人からの見え方を気にしない。違うといわれることに怖さがありません。
なぜなら、元々自分は間違っているだろうなと思っているからです。


一見、矛盾するようにみえますが、
自信のなさから発生する自己完結は、非常に責任感のない決断をしていることになります。
この負け癖を克服していかないと、いつまでも評価は下がる一方です。
結果がついてきたときには自己完結は評価されますが、結果がついてこない時には自己完結は評価されません。
そして、自分に対しての成長も感じません。

自分のためにも、「どうせ間違っている、指摘されるだろう」と思ったままで仕事を完結させないこと。
それが自分にとって一番良い選択だと感じながら、日々を過ごす勇気をぜひもってほしいと思います。

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