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コンサルタントコラム

成長論
2022.05.16

成長を阻害する「自己完結型」は卒業しよう

成長論 / 高木 結衣

突然ですが、「自己完結型」のセールススタッフになっている人はいませんか?
営業職は日々仕事の中で想定外のことや様々なトラブルと直面する機会が多いと思います。

「自己完結型」というのは、自分自身で物事を完結させてしまうことを指します。
これは良し悪し問わず、「こういうことなんだろうなあ」とか「これは相談しなくてもいいだろうなあ」などと、自分の中で結論を完結している状態です。
傍からみると自分で全て解決しているようにみえますので一見良いことのように見えますが、自分の頭の中だけだからこそ、とるべき相手とはコミュニケーションがとれず自分のペースを優先して相手を困らせてしまったり、間違ったことに気づかず突っ走ってしまうことが多発します。

今回は、入社時から「すぐ自己完結するよね」と指摘をもらっていた私が約3年で部長職にまでたどり着けた成長経験から、"自分の判断で何かと事を進めてしまった結果、よく失敗してしまう"という営業職の方々に向けて、明日からでも実践できる内容をお伝えできればと思います。

早速ですが、私が変えた行動は下記の2点です。
▼自分の上司である〇〇さんだったらどうするか、を考えること。
▼上司にアクションの「相談」ではなく「確認」をすること。

1点目の"自分の上司である〇〇さんだったらどうするかを考えること"ですが、上司から見たら自分の判断はまだまだ未熟です。そのため、「上司の〇〇さんだったらこういうときどうするだろう」と立ち止まって考えることにしました。
普段からコミュニケーションをとる上司の考えなどはある程度分かることもあると思います。その時に「デキる人はこう対応するだろう」とイメージを持ち、考えることで、自分の感覚だけで突っ走らないようになりました。
私は同期がおらず、上司とやり取りすることが多かったので上司を上げましたが、上司と距離が少し遠い場合はエースと呼ばれている人など仕事ができる人を思い浮かべてもいいと思います。

2つ目の"上司にアクションの「相談」ではなく「確認」をすること"に関しては、物事の判断に対して「このようにアクションしようと考えているのですがどう思いますか」と上司に確認を取るようにしました。
私は入社当時、“間違ったことに気づかず突っ走ってしまう”が多発していました。
クライアント対応やプロジェクトが進捗に乗っていない状態でトラブルが発生した際にも、「こういうことが原因だったから、こうすればいいんだろうな」と上司に相談せず、勝手に進めてしまっていました。
もちろん、間違っているとは気づいていないので、ずっと火に油を注ぐ状態が続き、爆発してしまった経験もあります。当時はそこでやっと上司に相談をしましたが、「相談が遅い」の一言ももらい、自分が自己完結型で進めていることに気づきました。

この確認には自分のレベル感を確かめることも含んでいます。
自分の中で「〇〇だろうな」というワードが頭に出たことを合図に「あ、今自己完結したな。ということは上司にこのアクションが正しいか、もしくはもっといい方法があるか確認しよう」というコミュニケーションを上司ととっていました。
そこで、上司から「いや、それはこうじゃない?」とか「それでいいと思います。」の2パターン返答があるので、後者の返答が〇回続いたらアクションの確認をやめるという、自分ルールで進めました。
「それでいいと思います。」ということは上司の考える方法を思いつくようになった、経験値が上がってきたという裏返しでもあるので、自分の判断にも正確性が出てきます。

以上2点が、私が起こした行動の変化でした。
自分自身が自己完結型で進めているかもとハッとした方はもちろん、同期や同僚、部下など身近の人でネガティブな自己完結型に思い当たる方がいれば共有してみてください。

自己完結せず、周りとコミュニケーションをとって素敵なセールススタッフに成長する参考にしていただけたらと思います。

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