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公認会計士と検索すると、検索窓に「やめとけ」の文字が…
続けて「公認会計士 やめとけ」をクリックすると、さらに不安になるワードばかり。

あなたは「やめとけ」のワードを踏まえて、公認会計士になりたいと思いつつも、学習コストや将来性を天秤にかけ悩んでいるはずです。
そこで、本記事では公認会計士がやめとけと言われる理由をホンネで解説しつつ、あなたの重要な選択をサポートします。
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判断したいなら!
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目次 非表示
- 公認会計士がやめとけと言われる理由7選【時間もお金も睡眠も吸い尽くす“底なし沼資格”】
- 公認会計士はやめとけ?将来的に食っていける?年収は?【あなたの不安を解消します!】
- 【公認会計士はやめとけの反対派!】なってよかったと思えるメリット4選
- 公認会計士を諦めるor挑戦するかのセルフ診断【”やめとけ”で悩んでいるあなたへ】
- 公認会計士へ挑戦するあなたにおすすめの通信講座3選【効率良く合格を目指せるTOP3】
- 公認会計士以外の選択肢【難易度の低い資格・公認会計士の学習知識を活かせる】
- 【長期浪人を避けたい人必見!】大学生・社会人別に公認会計士の学習スケジュール目安を紹介
- まとめ|「公認会計士はやめとけ」を鵜呑みにせず自分のキャリア軸で判断するべき!
公認会計士がやめとけと言われる理由7選【時間もお金も睡眠も吸い尽くす“底なし沼資格”】
公認会計士がやめとけと言われる理由は、主に以下の7つです。
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資格取得の難易度が高いから【合格率はわずか7.4%の超狭き門】
公認会計士がやめとけと言われる第一の理由は、合格率の低さです。
金融庁の「令和6年公認会計士試験の合格発表の概要」によると、令和6年の合格率はわずか7.4%。
また、他の国家資格と合格率を比較した表は、以下のとおりです。
資格名 | 合格率 | 差率 |
---|---|---|
公認会計士 | 7.4% | ー |
一級建築士 | 8.8% | 約1.2倍 |
行政書士 | 12.9% | 約1.7倍 |
宅地建物取引士 | 18.6% | 約2.5倍 |
司法書士 | 41.5% | 約5.6倍 |
薬剤師 | 68.85% | 約9.3倍 |
「令和6年度行政書士試験実施結果の概要」
「令和6年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」
「日本弁護士連合会司法試験合格者の状況」
「第110回薬剤師国家試験結果」
他と比較してみても、公認会計士は“超難関ゾーン”だとわかります。
実際に公認会計士に挑戦した人からは「10年やっても受からない…」「受かる未来が見えない…」とのネガティブな声が見つかりました。
東大文学部に進学したいから公認会計士試験を受けてたけど10年やっても受からないし、税理士試験に転向してみたもののちっともモチベーションが湧かないし、受かる気がしない。実学とか実務は不向きな人間なのかも
引用元:X
普通に合格出来ないから…慶應卒で諦めた人何人も知ってます😭猛勉強してもうからないのが公認会計士。。
引用元:X
バイトも受からない雑魚なのに、公認会計士試験受かる未来が見えない( ˙-˙ )
引用元:X
今まで合格した資格の殆どが絶対評価だったから勉強がすごい楽だったけど、
会計士試験は相対評価且つ短答は上10%しか合格できないから、今までと同じ学習習慣だとまず受からない。
今までの学習習慣をさらにレベルアップさせたいので、ついにケータイゲームを全捨てして電車の中でも勉強始めました
引用元:X
とりあえず世の中の税理士・公認会計士は化け物ということが再確認できまひた
引用元:X
あなたが公認会計士を目指す場合、7.4%という超狭き門を潜り抜けなければいけないのです。
学習時間が膨大だから【平均3,500時間の”修羅ロード”】
公認会計士がやめとけと言われる理由として、学習時間の膨大さも挙げられます。
複数の資格スクールを調査したところ、合格パターン別の現実的な学習時間の目安は以下のとおり。
合格パターン | 学習時間 |
---|---|
最短合格ライン | 最低2,500時間 |
標準ルート(2年で合格) | 約3,000〜4,000時間 |
初回受験で論文まで一発合格 | 約3,776時間 |
じっくり型(3年以上) | 約4,000〜5,000時間以上 |
イメージしやすい数字にすると…標準ルートの中央値である3,500時間は「平日4時間+休日8時間」を2年間続けるボリュームです。
また、大学の標準的な124単位(1単位=45時間相当)に置き換えると、およそ「授業77科目分」に匹敵します。
まさに、公認会計士の合格への道は、”修羅ロード”だと言えるでしょう。

とくにバイトや講義が忙しい大学生、仕事が忙しい社会人にとっては、大きな負担になること間違いなしです。
繁忙期は残業が多く疲弊する人が多いから【とくに4〜6月は約80時間も…】
公認会計士は以下の理由から繁忙期が生まれてしまい、残業の多さに疲弊する人が多く、結果的にネガティブな声が多くなるのです。
- 法定提出期限が短い
- 3月決算時にクライアントからの依頼が殺到
- 棚卸立会や実査、現金実査など“その日”にしか出来ない手続が多い
- 若手会計士の供給不足+限られたスキルを有した経験者が少ない
また、公認会計士の繁忙期を年間カレンダーで表すと、以下の結果になります。
時期 | 主要タスク | 繁忙度 |
---|---|---|
4月中旬〜6月上旬 | ・各勘定科目の実証手続 ・期末監査 ・有価証券報告書(3月期会社)チェック ・内部統制報告書の最終チェック ・子会社監査人レポート受領 | MAX |
7月中旬〜8月上旬 | ・第1四半期レビュー ・四半期報告書ドラフトの開示チェック ・グループ監査指示書送付 | 高 |
10月中旬〜11月上旬 | ・第2四半期レビュー ・期中監査 ・見積り重視科目の早期検証 | 中 |
1月中旬〜2月上旬 | ・第3四半期レビュー ・年度末監査の詳細スケジューリング ・海外子会社往査 ・連結調整仕訳/税金費用のレビュー | 高 |
3月末付近 | ・棚卸立会 ・実査(在庫・固定資産) ・棚卸差異の原因分析と追加手続判断 | ピーク直前 |
日本企業は上場/非上場ともに3月決算が最も多く、4月中旬〜6月上旬が一番の繁忙期になりやすいです。公認会計士の平均残業時間は月に約35時間と言われていますが、繁忙期の4月中旬〜6月上旬は、約80時間を目安に考えておくと良いでしょう。
監査法人が22時過ぎに「明日期限にしてた資料準備できました?」ってメール送ってきたのは、ケンカ売ってるってことでいいんだよね?
引用元:X
思い起こすと、私の監査法人1年目の繁忙期は楽勝でした。当時は無尽蔵に残業していたのですが、周りが疲弊していく中で私だけ元気。
なぜかというと、学生のパートだったので、決まった曜日に休みをいただいていたのです。週1日休めるとかなり違います。
2年目は、真の繁忙期を思い知りました。
引用元:X
公認会計士論文式試験の合格発表は実はゴールではなく、そこから監査法人での鬼残業に加え補習所の休日強制拘束の講義や大量のレポート、定期的な考査受験などの地獄生活が始まります。それらの壁を超えても修了考査というゾーマ級のラスボスを倒す必要があるので公認されるってやっぱ凄いんですよね
引用元:X
残業必須。
昨日もやったけど一晩で終わるわけない。
今週はピークなので無事に金曜を迎えられ
引用元:X
異常な眠さ&お腹痛い
周期的なやつが普段よりつらいんだけど…( •̥ •̥ )
特に女性で残業時間多い人、どうやって健康維持してるんだ…?
睡眠不足で働くと、普段の半分以下のパフォーマンスになる、泣いちゃう😴😪
引用元:X
予備校の費用や受験料で経済的な負担がかかるから【平均目安は約57万円】
予備校の費用や受験料で経済的な負担がかかることも、公認会計士がやめとけと言われる大きな理由の一つです。
公認会計士の合格までにかかるざっくりな費用は、以下のとおり。
- 受験料
- 予備校代
- 追加教材や模試
受験料は、短答式試験の出願時・論文式試験の出願時それぞれでかかり、支払いイメージは以下になります。
※ 短答式試験・論文式試験ともに1回につき19,500円。
(参考:令和7年公認会計士試験受験案内)
パターン | 短答回数 | 論文回数 | 受験料合計 |
---|---|---|---|
ストレート合格 | 1回 | 1回 | 39,000円 |
短答1回落ち→翌年論文合格 | 2回 | 1回 | 58,500円 |
短答2回落ち&論文も再挑戦 | 3回 | 2回 | 97,500円 |
また、受験料に加えて、予備校代がかかります。主要スクールの費用をまとめた表は、以下のとおりです。
平均値である2年合格を想定した場合の総額目安は、約57万円…
さらに合格が伸びるほど経済負担が大きくなるため「やめとけ…」と警告する声が出やすいのです。
公認会計士やUSCPAとかのスクール通うの前提+参考書もお金かかる資格だと
途中で挫折しても抜けられないよね、お金かけてるのに辞めるなんてこと出来ない…
わたしも参考書一通り揃えちゃったしiPadも買って一応引き返せない状況ではある
出来るところまでやるかぁ🥲
引用元:X
もう腹を括って、自習室まで遠いとか金がかかるとか家事しないといけないとか全部言い訳取っ払う!!!
今日から自習室缶詰めにします!!
徹底的に全教科勉強終わらせないと家に帰れま10します!!
お金も移動時間も家事も、まず5月短答受けられるレベルになってから考えよう!
生きては行ける!
引用元:X
勉強は贅沢品
勉強にはお金と時間がかかります。講義やテキストにはお金かかるし、勉強には時間が絶対必要
僕も簿記、会計士、宅建を合計したら100万円以上、5,000時間以上使ってるこれだけのお金と時間を使うためには家族の協力は不可欠でした
勉強という贅沢を僕にさせてくれる家族に感謝です
引用元:X
資格試験の勉強している人はみんな
欲を殺してるのかなって思ったりする
自分はアイドルも好きだし多趣味だから
欲のままにしたいことすれば
お金がかかる→バイトするしかない→バイトしてる時間で勉強時間削られる
的な感じで何も楽しみを感じれなくなった
引用元:X
自習室は捗るけど通信生だからお金がかかる辛さ
引用元:X
仕事内容が単調でやりがいを感じにくいから
公認会計士は、単調な仕事内容が多くやりがいを感じにくいと感じる人も多くいます。とくに以下のような若手〜スタッフクラスが担当する業務は、“単調さ”を強く感じやすいです。
- レシートや請求書の照合
- 調書整理
- 財務諸表注記を監査チェックリストと突合
- 会計データ入力
- 法人税・消費税申告書の金額転記
- 減価償却台帳の更新
- 内部統制評価の補助
監査基準や税法は「こうすればOK」という手順が細部まで決まっており、個人の判断や工夫が入り込む余地が限定的です。
また、成果物にミスがない=当たり前の認識があるため、成果に対する評価がなく、なかなか達成感を感じられません。
とはいえ…裏を返せば“ミスが許されない専門職の基盤を支える、重要なパートともいえます。
つまり、将来的に企画・提案型の領域へステップアップするための「下積み期」と割り切れれば、単調な業務にも意義を見出せるはずです。
逆に「下積み期」と割り切れない方は、向いていない可能性が高いと言えます。
将来的にAIやRPAに代替される可能性があるから
公認会計士は、業務プロセスがルール&チェックリストに依存しているため、AIやRPAに代替される可能性があると言えます。たとえば、以下のような業務です。
- データ取得/入力
- 単純な照合と再計算
- サンプリング→全数監査
- 注記・規程との突合
- 法人税・消費税申告書下書き
- 外部確認/在庫立会い
とは言え、公認会計士の仕事が完全に代替されるわけではなく、責任・判断・信頼・対話が絡む領域では、制度面でも市場面でも人の介入が必須。そのため、法規制と社会的信頼の壁がある限り、公認会計士は「いなくなる」よりも役割が進化すると考えた方が現実的です。
むしろ「会計知識+テクノロジー」を武器にできる人は、より広いキャリアを構築でき、引く手あまたの人材になれる可能性もあります。
つまり…
“AIに代替される側”になるのではなく、 “AIを監査・活用する側”になれるかで、公認会計士のキャリアははっきり分かれるとも言えるでしょう。
試験に合格しても内定落ちする可能性があるから【求人倍率はわずか0.37倍】
公認会計士がやめとけと言われる理由として、試験に合格しても内定落ちする可能性がある点が挙げられます。
実際に厚生労働省の「職種別有効求人・求職状況」によると、求人倍率はわずか0.37倍…
求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値です。
【具体例】
- 1倍→1人に対して1件の求人あり
- 2倍→1人に対して2件の求人あり
- 0.5倍→1人に対して0.5件の求人あり(2人で1件の求人を奪い合う)
1倍を堺にして「売り手市場(>1)」と「買い手市場(<1)」に分かれるのです。
加えて公認会計士になる大多数の人が目指すBIG4では、さらに難易度が高くなると予想できます。
BIG4とは、日本の上場企業監査をほぼ寡占している、以下4つの国際会計事務所グループを指します。
- 有限責任監査法人トーマツ
- PwCあらた有限責任監査法人
- EY新日本有限責任監査法人
- 有限責任あずさ監査法人
巨大ネットワークと幅広い専門サービスで、上場企業の信頼を獲得しており、BIG4出身という肩書きは、公認会計士の転職市場で強い武器になります。
ただし、厚生労働省の職業分類「会計事務従事者」には、経理補助や会計入力スタッフまで含むため、公認会計士=0.37倍とは言い切れません。
日本公認会計士協会の 「監査実施状況調査(2023年度)」によると、監査業務に従事している総人員(=280,363人)のうち、259,178人が資格を持たない非公認会計士とされています。
つまり…約92.4%が非公認会計士であり、人材が不足している可能性が高いと言えるでしょう。
公認会計士はやめとけ?将来的に食っていける?年収は?【あなたの不安を解消します!】
ここでは「公認会計士はやめとけ」の言葉を見て、不安に感じている方向けに、以下の質問への回答をまとめました。
※ クリックすると、該当箇所までスキップします
Q.「公認会計士はやめとけ」の声はどれぐらい信じるべき?
結論からいうと「公認会計士はやめとけ」の声を鵜呑みにして、公認会計士への道を諦めるのはおすすめではありません。
「やめとけ」かどうかは、あなた自身の目標・ライフスタイル・性格で大きく変わるからです。
SNSで公認会計士に関するネガティブな声を発信している人は、すでに公認会計士をやめているケースがほとんどです。あくまでその人達の目標・ライフスタイル・性格に合わなかっただけの可能性も高いと言えます。
確かに試験難易度は高く、繁忙期は残業が多く大変ですが、専門職としての信頼性や需要の強さは揺るぎません。
SNS上の声だけに振り回されず、自分軸で判断してみてください。
Q.公認会計士のリアルな年収は?他の職種と比べて高い?
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、公認会計士の平均年収は856.3万円とされています。
他の職種と比べると…
職種 | 平均年収 |
---|---|
公認会計士 | 約856.3万円 |
医師 | 約1,338万円 |
弁護士 | 約765.3万円 |
税理士 | 約856.3万円 |
不動産鑑定士 | 約591万円 |
一級建築士 | 約642万円 |
ITエンジニア | 約752.6万円 |
営業職(メーカー) | 約618.3万円 |
人事職 | 約529.7万円 |
国家公務員 | 約481.4万円 |
日本全体の平均年収 | 約460万円 |
日本弁護士連合会「弁護士の収入・所得」
厚生労働省「job tag」
「doda」
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
医師には届かないものの、主要な士業の中では高い位置と言えます。また、営業職や人事など、一般職と比べると平均100万円以上も高い結果となりました。
Q.公認会計士は食っていける?将来性はある?
結論から言うと、公認会計士は“食っていける” だけでなく“伸ばしていける”資格、つまり将来性はあると言えます。
日本の平均年収である約460万円<公認会計士の平均年収である約856.3万円と日本水準を大幅に上回っているため、十分食っていけるでしょう。
また、単調な業務に止まればAIに代替されるリスクもありますが「会計知識+α」を磨いて、最新テクノロジーを活用できる人は、さらに高みを目指せるはず。
Q.公認会計士に留年リスクはある?何年で諦めるべき?
結論、公認会計士に留年リスクはあります…
公認会計士試験を撤退した早慶4年です。ずっと勉強していたのでノンゼミノンサーノンバイ、加えて一年留年済みです。人生に絶望しています。今から就活して仕事が見つかるのでしょうか。
自分はどうすればいいですか。
引用元:Yahoo!知恵袋
そもそも会計士業界には新卒・既卒とかいう概念はないですよ。会計士試験に合格したか、してないかです。
以前は公認会計士試験に受かれば、よほど人間性に問題がない限り、いずれかの監査法人には就職できたので、会計士試験に受かったにも関わらず、就職浪人という方は極めて低かったと思います。そもそも超難関試験を突破して就職先がないのでは酷い話でしょう。もちろん会計士試験に合格するために浪人をされている方達は大勢いますね。
引用元:Yahoo!知恵袋
普通に2割ぐらい留年するから怖い
引用元:X
マイナビの独自調査によると、公認会計士に合格するまでの平均年数は2〜4年ほどとされています。もちろん中には1年で合格する人もいますが、最低でも2年は必要だと覚悟しておくのがおすすめ。
また、合格までの平均年数が2〜4年ほどな点を考慮すると、諦めるかどうかの基準は、5年目が妥当だと言えます。
もしあなたが公認会計士を目指す場合は、“いつまでに合格できなければ撤退する” というゴールラインを先に決めておくと良いでしょう。
Q.公認会計士に向いている人・向いていない人の特徴は?
公認会計士に向いている人・向いていない人の特徴は、以下のとおり。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
・数字をいじるのが苦にならない ・リスクとメリットを天秤にかけて判断できる ・単調な業務でも飽きずに続けられる ・専門スキルを磨いて、安定したキャリアを歩みたい ・独立や海外案件などを狙いたい | ・数字を扱うのが苦手 ・物事を“なんとなく”で考えてしまう ・期限管理や進捗共有がストレスに感じる ・繁忙期の連日残業は絶対ムリ ・ルーチンワークはしたくない |
>> おすすめの通信講座TOP3を見る | >> 諦めるor挑戦するかのセルフ診断へ |
【公認会計士はやめとけの反対派!】なってよかったと思えるメリット4選
公認会計士には「やめとけ」の声だけではなく、以下のようなメリットもあります。
※ クリックすると、該当箇所までスキップします
経済リターンが圧倒的に高い【平均年収は上位10%】
公認会計士の大きなメリットは、”経済リターンが圧倒的に高い”ことです。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、公認会計士の平均年収である約856.3万円は上位10.9%となっています。
つまり…

また、日本全体の平均年収(=約460万円)と比べても約400万円高く、平均年収そのものが“頭ひとつ抜けています。
さらに、公認会計士は階段を上がる(キャリアアップ)ごとに、さらなる高年収を目指せるため、”経済リターンが圧倒的に高い=夢のある職業”だと言えるでしょう。
独立開業で”自分社長”を目指せる
独立開業で”自分社長”を目指せる点は、公認会計士だからこその魅力です。公認会計士は国家資格ブランドそのものが営業ツールなため、名刺1枚で取引先の信頼を得やすい点も強み。
たとえば飲食店や美容室の場合、場所・口コミ・SNSマーケを一から仕掛ける必要があり、集客が軌道に乗るまでに追加投資と時間がかかります。
また、クリニックは看護師・受付、飲食店はホール・キッチン、美容室はスタイリスト…など、他の職業は人が揃わないとはじまらないケースが多いです。
その点、会計士のひとり開業なら自分=主要リソースでスタートでき、副業スタッフもオンラインで確保しやすいと言えます。
まとめると、公認会計士は 「資格=ブランド」×「低資本」×「独占需要」 という3拍子がそろった職業で、自分社長を目指しやすいのです。
社会的信用✖️専門家ブランドを手に入れられる
社会的信用✖️専門家ブランドを手に入れられる点も、公認会計士になる大きなメリットの一つ。
公認会計士は、三大国家資格(医師・弁護士・公認会計士)の一角として、法令で独占業務(監査)を担う=社会的信用を得やすい職業です。
ソニー生命の「子どもの教育資金に関する調査2025」によると、自分の子どもに就いてほしい職業ランキングは以下の結果になりました。
順位 | 男子の親 | 女子の親 |
---|---|---|
1位 | 公務員・官僚 | 公務員・官僚 |
2位 | 会社員 | 看護師 |
3位 | 医師 | 医師 |
4位 | エンジニア・スポーツ選手 | 医療関係職(医師・看護師除く) 会社員・薬剤師 |
また、ねとらぼの「女性が選ぶ子どもになってほしい士業ランキング調査」でも、第2位が公認会計士と好印象でした。
つまり、公認会計士=信頼できる肩書き+世間のイメージもポジティブだと言えるでしょう。
キャリアの選択肢が広がる
公認会計士は、以下のようにキャリアの選択肢が広い点も大きなメリット。
- 監査法人
- FAS/M&A/ディールアドバイザリー
- 事業会社インハウス(経理・財務・経営企画・CFO)
- 内部監査/リスクマネジメント
- ESGアシュアランス
たとえば「監査法人で土台を作り → コンサルになる → 事業会社で経営参謀に地位になる」といったキャリアステップも可能です。
また、転職サイトを覗けば 会計士指名求人が常に多数あり、職に困ることはないと言っても過言ではありません。
つまり公認会計士は、”一つの勉強で一生分のキャリアオプションが手に入る資格”だと言えるでしょう。
公認会計士を諦めるor挑戦するかのセルフ診断【”やめとけ”で悩んでいるあなたへ】
「やめとけ」の声を受けて、公認会計士を諦めるor挑戦するかで悩んでいる方は、以下のセルフ診断を参考にしてみてください!
Yes/Noで回答し、以下の基準で次の行動を判断してみてください!
▼判断基準
- Yesが10回以上→挑戦を強く推奨
- Yesが6回〜9回→挑戦もありだが、他の資格・職業も検討するのがおすすめ
- Yesが5回以下→撤退を推奨
Q.週30時間以上を安定して勉強に充てられる?
Q.2年以上の長期学習を続けられる環境・体力はある?
Q.予備校代・受験料・教材費で累計約57万円の自己資金を確保できる?
Q.簿記2級程度の会計基礎をすでに修得している?
Q.学業や仕事と両立できそう?
Q.直近6か月間で週20時間以上の自主学習を継続した実績はある?
Q.精神的ストレスに対処するルーティン(運動・睡眠・趣味)を持っている?
Q.家族・職場から学習時間確保の協力を得られる?
Q.繁忙期は残業が多くても耐えられる?
Q.単調な仕事内容でも飽きずに続けられる?
Q.人前での説明・プレゼンに抵抗はない?
Q.監査・会計・財務分野で働きたい明確な動機はある?
Q.合格後の初任給が期待より低くてもキャリアの糧にできると思える?
Q.「不合格3回で撤退」などの具体的な“撤退ライン”を事前に決められる?
Q.納期・締切の厳しい環境でもストレスなく働ける?
Q.Excelの基本操作に習熟している?
公認会計士へ挑戦するあなたにおすすめの通信講座3選【効率良く合格を目指せるTOP3】
講座名 | ![]() | ![]() | ![]() |
強み | 合格者&BIG4の就職実績が豊富で就職支援◎ | 校舎数が47校あり、地方の生徒も便利 | コスパ抜群+スマホ完結の講座 |
合格実績 | 973名(令和6年の人数) 60.7%(CPAの合格者占有率) | 9,813名 | ー |
就活支援 | ◎ | ◯ | ◯ |
公式サイト | https://cpa-net.jp/ | https://www.o-hara.jp/ | https://studying.jp/kaikeishi/ |
公認会計士の通信講座を選ぶ際は、以下の項目を重視して確認するのがおすすめです。
- 短答式/論文式の両方に対応しているか
- 質問サポートはあるか
- 初学者/経験者の両方に対応しているか
- 映像講義付きか
- 合格実績/合格率
- 就活支援はあるか
上記の基準でとくにおすすめできる通信講座の厳選7社を詳しく見たい方は、以下の記事をご覧ください!
公認会計士以外の選択肢【難易度の低い資格・公認会計士の学習知識を活かせる】
公認会計士以外の選択肢としておすすめの資格は、以下の3つです。
※ クリックすると、該当箇所までスキップします
日商簿記:2級以上【就職や転職でアピールポイントになる】
日商簿記の2級以上は、難易度が低いにもかかわらず、就職や転職でアピールポイントになるためおすすめです。具体的にアピールポイントになる理由は、以下の2つ。
- 数字が読める・作れる人材であることを示せる
- 業界横断で“汎用スキル”として評価される
日商簿記2級は、商業簿記+工業簿記を網羅し「仕訳から決算書作成まで一通りできる」ことを担保できます。
加えて、経理部門だけでなく、営業管理・総務・コンサル・金融・スタートアップCFO補佐など、幅広いシーンで知見を活用できるのも強み。

「月次決算で必要な仕訳ルールを体系的に理解しているため、入社初月から請求・入出金管理を1人で回せます」

「証憑の整理担当として、監査や税理士さんがすぐ確認できるファイル構成を作ります」
税理士【働きながらも目指せる国家資格】
税理士は「働きながら国家資格の取得を目指したい」と考える方におすすめな、“最も現実的でリターンの大きい” 選択肢の一つです。
また、働きながら目指せる理由は、以下の3つ。
- 科目合格制だから “分割払い” で挑戦できる
- 受験生の7割が社会人=「働きながら」がむしろ王道
- 仕事がそのまま実務要件になる
税理士は科目合格制なため、全5科目をいっぺんに取る必要はありません。さらに、一度受かった科目は一生有効なので、仕事が忙しい年は受験のスキップも可能。
また、税理士登録には会計・税務の実務2年以上が必須であり、会計事務所や企業経理で働ければ、勉強しながら登録要件も同時にクリアできます。
税理士試験は「働きながら挑戦する人」のために設計された国家資格ともいえ、働きながらキャリアを積み上げたい方におすすめです。
経理・財務【“知識の再投資”で狙える職業】
経理・財務は、公認会計士の学習で得た“知識の再投資”で狙える職業。たとえば、以下のような公認会計士の基礎とされる知識は、経理・財務の日常業務と関連性が高いです。
- 仕訳
- 決算
- 連結
- 財務分析
- 会社法/税法の基礎
試算表作成や月次決算フローを「初日から理解している新人」は、企業側にとって超貴重な人材でしょう。
勉強内容と業務内容が100%シンクロしているからこそスタートダッシュが切りやすいため、公認会計士の先には、経理・財務の道もあると考えておくのがおすすめです。
【長期浪人を避けたい人必見!】大学生・社会人別に公認会計士の学習スケジュール目安を紹介
公認会計士=長期浪人は避けられないと不安に思っている方もいるはずです。
ここでは、長期浪人を避けるために大学生・社会人別の学習スケジュール目安を紹介します。
※ クリックすると、該当箇所までスキップします
大学2年生
大学2年生は時間に余裕があるため、2年計画で“在学中合格”が最も再現性があるでしょう。また、インターンや就活準備とも両立可能で、最も公認会計士を目指しやすい年代です。
2025年6月スタートと仮定した場合の学習スケジュール目安は、以下のとおり。
フェーズ | 期間/目安時間 | 内容(理想) | マイルストーン |
---|---|---|---|
入門・基礎 | 2025年6月〜2026年3月 15〜20時間/週 | ・簿記3→2→2級 ・財務/管理会計 ・監査/企業法の概念理解 | ①簿記2級 ②簿記1級 |
短答対策 | 2026年4月〜12月 25〜30時間/週 | ・過去問10年分×3周 ・全国模試3回 | ③第1回短答に合格 |
論文対策 | 2027年1月〜8月 35〜40時間/週 | 答練→総合模試→答案添削 | ④論文式に合格 |
大学3年生
大学3年生は卒業まで残り約2年なこともあり、就活ピーク直前に短答合格を決められると精神的にラクになるはずです。
2025年6月スタートと仮定した場合の学習スケジュール目安は、以下のとおり。
フェーズ | 期間 | 時間 | マイルストーン |
---|---|---|---|
入門・基礎 | 2025年6月〜11月 | 20時間/週 | ①簿記2級 ②簿記1級 |
短答対策 | 2025年12月〜2026年5月 | 30時間/週 | ③第2回短答に合格 |
論文対策(就活並行) | 2026年6月〜8月 | 35時間/週 | ④論文式に合格 |
予備期間 | 2026年9月〜12月 | 15時間/週 | 不合格なら12月短答でリトライ→翌2027年8月に論文リトライ |
大学4年生
大学4年生は卒業目前なため、失敗すると既卒浪人ルートが待っており、この1年にすべてを圧縮して投資する覚悟が必要です。
2025年6月スタートと仮定した場合の学習スケジュール目安は、以下のとおり。
フェーズ | 期間 | 時間 | マイルストーン |
---|---|---|---|
超圧縮基礎+短答 | 2025年6月〜12月 | 30時間/週 | ①第1回短に挑戦 |
本命短答 | 2026年1月〜5月 | 35時間/週 | ②第2回短答に合格 ※ 1回に落ちた場合 |
論文対策 | 2026年6月〜8月 | 45時間/週 | ③論文式に合格 |
追試期間 | 2026年9月〜2027年8月 | 30時間/週 | 失敗時: 2026年12月短答免除→2027年8月に論文に再挑戦 |
社会人
社会人は仕事が忙しいからこそ習慣化が命で、出勤前の1時間や通勤・退勤のスキマ時間などの有効活用が必須です。
2025年6月スタートと仮定した場合の学習スケジュール目安は、以下のとおり。
フェーズ | 期間 | 時間 | マイルストーン |
---|---|---|---|
基礎 | 2025年6月〜12月 | 平日:2時間×5 土日:6時間×2 | ①簿記2級 ②簿記1級 |
短答対策 | 2026年1月〜12月 | 平日:3時間×5 土日:8時間×2 | ③第1回短答に合格 |
論文対策 | 22027年1月〜8月 | 平日:3時間×5 土日:10時間×2 | ※ 早朝+通勤+夜で分割学習 ④論文式に合格 |
予備期間 | 2027年9月〜2028年8月 | 平日:3時間×5 土日:10時間×2 | 失敗時: 短答免除期間をフル活用し論文に再挑戦 |
まとめ|「公認会計士はやめとけ」を鵜呑みにせず自分のキャリア軸で判断するべき!
公認会計士の試験に挫折した人の「やめとけ」体験談は共感を呼びやすく、実際より声が大きく見えがちです。そのため、合格者や現役会計士の“静かな成功談”はタイムラインに上がりにくくなっています。
公認会計士は専門職ゆえに、ワークスタイル・年収レンジ・成長機会が本人の選択で大きく変わるので、Web上のネガティブ派とあなたが同じ結論になるとは限りません。
Web上にある「公認会計士はやめとけ」はあくまで参考程度にとどめ、自分のキャリア軸で考えてみてください!
\ 公認会計士を目指すあなたに! /