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2021.05.20

テレアポ業務を外注する際にきくべき質問

インサイドセールス
インサイドセールス / 大村 康雄

今回は、テレアポ業務を外注する際にきくべき質問について解説します。

初めてテレアポ業務を外注する際、どの業者にすべきか迷うと思います。
そんなとき、いろんな質問をして業者選定をすると思いますが、良い業者を見極めるためにきくべき質問についてご紹介します。

1.どれくらいコールしてくれるのか(成果報酬の場合)

成果報酬コールとは、固定費が発生していないので外注業者は常時コールをする責任は契約上ありません。
よって、すでにどんどんアポイントが取れるクライアントでコールスタッフが埋まっている場合、なかなかコールに取り掛かってくれない恐れがあります。

2.その業者のテレアポ業務の業歴

テレアポ業務は、スクリプト作成方法、コールテクニック、研修内容、スタッフのモチベーション管理などなど、様々なノウハウの蓄積がサービス品質の肝になります。
よって、業歴が短い企業は、その蓄積が少ない恐れがあります。

3.担当してくれるスタッフの経歴、在籍歴

営業担当に発注すると、また違うスタッフが実務を担当するというケースはよくあると思います。その際、「営業担当を信頼して発注したら、実務担当は全然信頼できない」ということも起こりえます。
よって、発注前にどのようなスタッフが自社につくのか事前にしっかり確認しましょう。

4.コールスタッフの陣容

実際のコールをどのようなスタッフが行うのかで、最終的な結果の良し悪しが決まります。
アルバイトなのか、派遣社員なのか、在宅ワーカーなのか。必ずしも正社員が良いとは限りませんが、任せようとしている業務内容とコールスタッフの陣容が適正かどうかは知っておいて損はありません。

5.見積もり算出根拠

テレアポ業務の原価はほぼ100%人件費です。
また、人がきちんと集中した状態で丸一日でできるコール数は多くても130コールほど。そう考えると、見積り金額が適正かどうかが見えてきます。
あまりに安い場合はどこかの工程で指示通りの業務が行われているのかチェックする必要があります。

 

以上が、外注業者を決める前にきくべき質問です。

逆に、
・似たような業種をクライアントとして持ったことがあるのか
・似たようなターゲットに向けてコールをしたことがあるのか
・大体何%アポが取れるのか

といった質問はよくある質問ですが、実はあまり聞いても意味がありません。

なぜなら、まず、業界知識などは事前に勉強することで身に着けることが可能ですし、
電話の段階で詳細な知識を必要とするようなトーク展開になることはほとんどありません。

その上で、

・似たような業種をクライアントとして持ったことがあるのか
→類似製品でも少しの製品特長の違いでアポ率は全然違ってくるので以前の経験は参考にならない。

・似たようなターゲットに向けてコールをしたことがあるのか
→同じターゲットでも売り込む商材が変わるとアポ率が全然違ってくるので以前の経験は参考にならない。

・大体何%アポが取れるのか
→上記2点からもわかるように、変数が多すぎてパーセンテージの提示は占いのようなものになってしまう。
※サービススタート時の水準で概要を詳細に伺えれば予想パーセンテージの算出は可能です。

というのが理由です。

 

テレアポ外注業者とのプロジェクトは、適した業者を選べるかどうか、で成功の半分は決まります。

検討をする際は、一度このようなことを念頭においてみてはいかがでしょうか。

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