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2021.03.02

最悪の事態を想定したコミュニケーションがどれだけできるか

クライアント対応
クライアント対応 / 大村 康雄

新型コロナが世の中に蔓延してから約1年が経ちました。

マスクをするのが当たり前になり、エレベーター内での会話は厳禁。
見知らぬ人と居酒屋で打ち解けるなんてこともあり得ないなどなど、なんとも人間味がなくなった世の中になってます。

当然、仕事の場面でもそうです。
対面での打ち合わせはほとんどなくなり、多くがウェブや電話での会議になりました。

そうすると、一応画面越しとはいえ(電話だけなら余計に)、表情の細かい変化や話し出そうとしているかどうかという呼吸を感じるのは難しく、その上、初対面の人とは元々の相手の間の取り方などを知らずなおさら難しいわけですから、商談から雑談などのノンオフィシャルな時間がほとんどカットされるようになりました。
「雑談はお互いにやりにくいからやめましょうね。」と申し合わせなくても、「深く知らない相手と雑談することは話の食い違いなどを生む可能性があってリスクが高い。」と、お互いに暗黙の了解で雑談がこの1年間で消えていったようです。

つまり、”人となりがよくつかめない相手と仕事を進めることが多くなった”のがこの1年でのビジネス界での大きな変化なのです。

実際、新規開拓営業では今まで以上にロジックをしっかり構築し、相手のニーズにピンポイントで提案をぶつける必要性が高まっていると感じます。
「なんか提案内容は弱いけど、悪い奴じゃなさそうだから契約してやるか」という契約の取り方が消えたのです(新型コロナ前から馴染みのある営業先への商談だとまだいくらかはこのような成約もあるのかもしれないですが)。

そういう状況において重要なのは、【言葉の使い方でミスをしないこと】です。

「なんか感じ悪い。」「よくわからないな。こんな説明もできないの?」など、言葉の使い方を間違ってしまうと相手にはたくさんのストレスがかかります。このようなとき、自分の人となりをある程度把握してもらえていれば「なんか感じ悪いが、たまたまそういう風に読み取れちゃっただけだろう。」とか、「よほど込み入った状況なのかな?電話してあげようかな。」など、もともとこんな人じゃなかったよね?という前提のもとに相手が解釈をしてくれます。
ですが、新型コロナ後にお付き合いが始まったビジネス相手には、もともとこんな人じゃなかったよね?という前提のイメージがない、あっても薄いのです。

そうなると、一度相手がコミュニケーション上でストレスを感じてしまうとそれを挽回するのはなかなか難しくなります。
これまでは勝手に人となりを推し量って解消してくれていたことが、こちらからコミュニケーションを取り続け、その間にミスを起こさずにポイントを重ねて巻き返すことが重要になっているのです。
また、そのような時代背景を察知したデキるビジネスマンはコミュニケーションの際の自分が使う言葉のチェックレベルをこの1年ですでに上げているでしょう。
つまり、そのようなデキるビジネスマンと一緒に仕事をした人は基準が上がり、より厳しい目線で相手の言葉を評価するようにすでになってきている可能性が高いのです。


アフターコロナの世界では、うまく言葉を使えるかどうかがコミュニケーションの大きな要素になる。
そう認識しておいて損はないと思います。

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