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コンサルタントコラム
当社が行っている営業支援・営業代行業ですが、昨今、参入企業が増えています。
当社では定期的に競合および業界調査を行っているのですが、ここ最近、毎月20~30社くらいのペースで知らない企業が登場している感覚です。
今日は、そんなマーケットが広がっている営業支援・営業代行業界がどのような業界か。
また、そのような業界に向く人材はどのような人材なのかについて説明していきたいと思います。
営業代行とは?
まず、どんな業界か、についてですが、文字通り、営業を支援したり代行したりする業界です。
具体的には、以下のようなが種類があります。
・様々なリサーチを行い、その結果をもとに営業戦略をクライアントと一緒に構築する。
・クライアント社内に入り込み、営業チーム、営業体制を構築する。
・各種システムを提供し、そのシステムを用いることで営業効率を改善させる。
・テレマーケティングやDMなどプッシュ型の手法を用いてアポイントを獲得する。
・広告などのプル型の手法をもちいてアポイントを獲得する。
・外部営業チームとしてクライアント商材を販売する。
他にもあるかもしれませんが、ざっとこのような種類があります。
大別すると、以下のような感じです。
・経営層と一緒に、戦略立案や営業体制構築をまるっと請け負うなどのコンサルティング系
・顧客管理や情報共有などを支援するシステムで、営業効率改善を支援するソフトウェア系
・テレマーケティング広告などで、商談数増加を支援するマーケティングサポート系
・クロージングまで請け負い、クライアントがすべて丸投げできる完全委託系
どのようなジャンルの営業支援・営業代行企業を活用するかはクライアント社内の状況によるので、画一的な正解はありません。
しかし、間違いないのは、どのジャンルの営業支援・営業代行企業も数が増えているということです。
その背景にあるのは、若者の営業離れです。
営業=つらい仕事というイメージは昔からありますが、20年ほど前までは文系新卒生でキャリアを高めたいと思えば営業を選択するしかありませんでした。
しかし、今ではIT関連業界の広がりにより、カスタマーサクセス担当など、営業ではないキャリアの選択肢も増えています。
加えて、ここ10年くらいのスマートフォンの普及により、電話で会話をするということがめっきり減りました。
これにより、コミュニケーションに苦手意識をもつ若者も増え、これも営業離れに拍車をかけているのは間違いないでしょう。
よって、企業は社内に営業スタッフや営業体制を構築することがどんどん難しくなり、営業支援・営業代行業界は、当面の間、拡張を続けていくと思われます。
向いている人物像とは
そんな営業支援・営業代行業界ですが、どのような人が働くと日々生き生きと働けるキャリアを歩めるのでしょうか?
まず挙げられるのは、知的好奇心が高い人です。
営業支援・営業代行業界には、他の業界の様々な企業から仕事の依頼が舞い込みます。
そうすると、ある時は食品業界、ある時は最先端の情報セキュリティ業界事情など、クライアント業種に合わせて勉強せねばなりません。
これを、しんどいと思うか、楽しいと思うかです。
間違いないのは、常に新しい知識を入れていかないと仕事にならないということ。
それを楽しいと感じられる人は向いていると思います。
次に挙げられるのは、ワードセンスを磨きたい人です。
「女性向けのデザイン力には自信があります。」「社内に女性が多いため、女性目線のデザインが得意です。」
こちら2つのコピーですが、後者の方が信憑性が高く感じないでしょうか?
営業やマーケティングにおいて、きちんと魅力が伝わる言葉選びをすることは非常に重要です。言葉一つで成果が劇的に変わるということはよくあるのです。
そのようなワードセンスを磨くことは、私生活においても余計なトラブルを生まないコミュニケーションにもつながります。
それを面倒くさいと感じるか、磨いていきたいと感じるかがポイントです。
最後に挙げられるのは、マネジメントを極めたいと思う人です。
知的好奇心が高く、ワードセンスを磨きたい人が揃っている会社を想像してください。
それなりに優秀な人が並んでいるイメージが湧かないでしょうか?
そんな人たちを束ねていくのはそれなりにスキルが必要です。なぜなら、部下となるメンバーはよく勉強し、言葉選びにも慎重なわけですから。
マネジメント力を鍛えたいと思う人にとって、そんなメンバーを束ねていく管理職になることは、良い試練になると思います。
以上が、営業支援・営業代行業界の簡単な解説と、その業界に向いている人材の紹介でした。
キャリアを考えるときの参考になりましたら幸いです。
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