エッジコネクションエッジコネクション

ご相談・ご質問はこちらから
03-6825-5900
お問い合わせ

コンサルタントコラムコンサルタントコラム

2021.12.08

起業時にオペレーション戦略か差別化戦略かを決める重要性

起業
起業 / 大村 康雄

起業が軌道に乗るには、2つの経営戦略のどちらかに軸足をどっしりと置く必要があります。

1つがオペレーション戦略です。
これは、「同じことをやる企業はあるけど、当社の方がよりうまくやれる」という戦略です。

・奇抜さはないけどおいしい豚骨ラーメン屋さん
・競合他社より半分で製作できるウェブ制作会社
・中間業者をカットすることで安い見積もりが提示できるイベント企画会社
などなど

「同じことを提供できる企業は他にもあるでしょうが、当社の方が良いですよ。」というイメージの経営戦略です。

もう1つが差別化戦略です。
これは、「同じことやる企業は他にないので、ぜひ当社にお任せください」という戦略です。

・近隣でこのお店でしか食べられない食材を使った豚骨ラーメン屋さん
・競合他社ができない技術で製作するウェブ制作会社
・独自のノウハウで競合他社ではできないイベントを企画できるイベント企画会社
などなど

「同じことを提供できる企業は他にはありませんので、ぜひ当社へ。」というイメージの経営戦略です。

この2つの戦略は同時に実行することはできません。
なぜかというと、オペレーション戦略のポイントは「仕事をこなせばこなすほど洗練されていく」からです。
差別化戦略をしようとして新しいことを始めると、洗練されていったオペレーションがリセットされますから、オペレーション戦略が無に帰してしまいます。

なので、起業時にオペレーション戦略か差別化戦略かを決める重要性があるのです。

オペレーション戦略か差別化戦略かを決める際、キーポイントとなることがあります。
それは、資金調達を多用するかどうかです。

差別化戦略をとった場合、その商材がユニークで人気になると、必ず競合他社が参入してきます。
つまり、差別化に対して便乗する企業が現れるわけです。
そのような企業に打ち勝つには、資本力が必要になります。
外部の資本家からお金を集め、広告などのプロモーションへの投資が重要になってきます。

その際、「株主が増えていろいろ気を遣うことが増えるのは嫌だなぁ」と感じる人は、差別化戦略を前提とした経営戦略は組むべきではありません。
そのような人が差別化戦略で経営してうまくいっても、競合他社が便乗してきてすぐにその市場を乗っ取られてしまうか、競合に打ち勝とうと投資家を募ると「嫌だなぁ」と思うことをずっとやる起業家人生になってしまいます。

よって、マイペースで経営したいのか、資本力を使ってどんどん成長させていきたいのか、は真剣に起業準備時に良く考えておきましょう。

前者であれば「どんどんお客様にとってのメリットを追求できる分野は何だろう?」という視点でオペレーション戦略を作っていってください。
後者であれば「世の中の人が面白そう!と寄ってきてくれるビジネスって何だろう?」という視点で差別化戦略を作っていってください。

最初に軸足をしっかり定めてがっちりとした土台を作っておくことで、その後の成長速度が全然変わってくると思います。

同じカテゴリのその他の記事