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2021.11.05

テレマーケティングの見積りの読み取り方

インサイドセールス
インサイドセールス / 大村 康雄

初めてテレマーケティングやインサイドセールスの外注を検討する際、複数社からお見積もりを取って比較検討するケースがほとんどだと思います。
今回は、そのような見積もりをもらった際にどのように判断すべきかについて解説したいと思います。

まず、テレマーケティングサービスのコスト構造はほとんどすべて人件費です。
つまり、見積もりを読み解くときは、料金と人件費のバランスが適切かどうかというのが判断のポイントになります。
そして、料金と人件費のバランスが適切かどうかを判断するためには、まずは一人のスタッフがどれだけの業務量をこなせるのか正確に把握する必要があります。

1人のコールスタッフが、1件1件のコール内容をきちんと履歴を残しながら丸1日コールした際、消化できるコール数は約100コールです。
もちろん、履歴を残さずに結果だけをクリックで処理したり、ほとんど不在が多い個人宅へのコールなどへコールするともう少し増えます。
ただ、集中力をきちんと保った形で丸1日コールをすると考えれば、上限は120コールくらいだと思います。
それ以上のコール数できちんと集中力を保つことができるコールスタッフは、それなりの経験値があるベテランになってきます。

よって、一般的なコールスタッフが1ヶ月に消化できるコール数は、120コール×20営業日=2400コールとなります。
これが、1人のコールスタッフが1ヶ月にこなすことができる業務量の基準となります。

今度は、この2400コールをいくらの人件費のスタッフが行うかということが焦点になります。
仮に時給1200円のアルバイトスタッフが業務を行う場合、1200円×8時間×20営業日=192,000円の人件費がかかります。

一般的に、稼働するスタッフ人件費の2~3倍くらいをサービス料金と設定すると営業経費などをカバーできますので、仮に2.5倍とすると
192,000円×2.5=480,000円がアルバイトを主体として稼働した際の適正なサービス料金と言えます。
1コールに直しますと、480,000円÷2400コール=200円という価格です。

アルバイトが業務を行うということはサービスに従事するスタッフの賃金は最低水準といえますので、この金額がある種最低料金と言えます。

よって、正社員でコールを行っている企業ですと社保量が入ってきますので、さらにこの単価は上がっていきます。
逆に、この料金よりも低い見積もりの場合は、サービスを適切に進めているかといったことや経営的に適正な利益を取っておらず何かしらほころびが出ないかといったことに疑義が生じてきます。

まとめますと、
■1人のコールスタッフが1ヶ月にコールできる数は2400コールくらいが上限(無理のない数は2000コール)
■誰(正社員?アルバイト?)がコールするかによるが、コールスタッフの1人月単価は400,000円~600,000円
■上記のことから1コール単価は200円前後に落ち着く ”しかない”

以上が、テレマーケティングの見積りの読み取り方です。

実際には、これに加えてコールスクリプトの作成費用やリスト作成費用など、諸準備の工数が発生してきます。
よって、あくまで上記の金額は”コールのみ”にかかる費用であることは、注意する必要があります。

また、見積もりの出し方によっては、コール単価を低く設定し、逆に諸準備の費用を高く提示して総額でつじつまを合わせる、といったケースも見られます。

諸準備のコスト構造も中身はすべて人件費です。
そのような見積もりを見たらどの準備にどれくらい時間がかかりそうなのかをきちんと確認することで、適正かどうかを判断できます。

 

参考になりましたら幸いです。

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