事例紹介
- 株式会社3Mデザインワークス
代表取締役社長 - 佐々木 康和 様
起業するということ。
『ロッキー』が、バイブルだった・・・
特に「ロッキーファイナル」のある場面のセリフ・・・「心だけは年を取らないことを証明してみせて」が好きだ。
ずっとサラリーマンとして必死に働いてきた。そんな自分に、窮地が訪れた。
心の何処かでは燻ってはいたが、すぐに起業したかった訳ではなかった。しかし、残された道はそこしかない。
これは『ロッキー』だ。やるしか、ない―
今回は、困難にも負けずに不屈の精神で起業に踏み切った、3Mデザインワークスの佐々木様にお話しを伺います。
佐々木さん、本日はよろしくお願いします。
よろしくおねがいします。
では、早速お伺いしていきます。まずは、貴社の事業内容を教えて頂けますか?
ブランディングの支援です。
今は会社を立ち上げたばかりで、なるべく早く成果を出したいところなので、セールスプロモーションを中心とした広告代理業を行っています。
マス媒体以外でも特にニッチメディアに強いので、お客様のご要望とご状況に合わせたメディア選定をしてご支援しています。
大きなメディアを使った大手企業や資金力のある企業と戦うのではなく「戦わずして勝つ!」、そこでニッチメディアを活用して上手く「有利な状況に持っていきましょう」というプロジェクトが多いですね。
佐々木さまと初めてお会いしたのは佐々木さまが前職時代でしたね。
前職を退職されて起業され、我々は起業支援という形で関らせて頂きました。
起業するに至った経緯を振り返って頂けますか?
元々、エッジの営業の方が私に電話してくれたんでしたよね。あれは確か2年前のことです。
当時は代表を務めた前職の会社も元々いた親会社の子会社として立ち上げたばかりで、とにかく何でも聞いてみようと思ってお会いしたんですよ。
当時のお話は営業のコンサルということで、立ち上げ段階の会社にとって営業は死活問題ですから、
何かノウハウがあるんだったら聞いてみたい!と思ったんです。
それで一度会ってみて、営業の方は信用できる人だなと思いました。この人は嘘をついてないな、本気なんだなと感じました。
今すぐに取引はできないかもしれないけれども、いつか自分が会社の主になる時が来たら、その時は一緒に働いてみたいと思った。
それがきっかけです。
そうだったんですか。そこまで仰って頂いて嬉しい限りです。
そんなことを考えていたら、本当に自分が会社の主になる状況になってしまったんです。
そんな時に、映画『ロッキー』が自分のバイブルだったことを思い出しました。
再就職という手もあるけど、短い人生、どうせやるなら今まで生かせてもらったこの世の中に恩返ししたい。
不屈の精神でやってやろうじゃないか―
それで、起業を決意しました。
社長の大村さんが東京都中小企業振興公社の創業支援コンサルタントということも聞いていたので、創業支援でお願いしようと思って改めて営業の方に連絡を取ったんです。
弊社に近い支援実績のお話を聞いて、エッジコネクションと一緒にやればどうなるのかイメージは湧いていました。
金額も社員一人を雇用するより負担を少なくまとめて頂いたので、立ち上げ当初の会社には良い条件だなと思ってご支援をお願いしました。
紆余曲折あっての起業でしたが、立ち上げ当初はいかがでしたか?
正直大変でした。二回言いますが、大変でしたよ(笑)
サラリーマンずっとやってきましたから、考え方も変えなきゃいけなかったし、やったことのないことの連続でした。
特に金融機関への対応が大変でした。何回心が折れそうになったか…
担当して下さった大村さんと何度も打ち合わせを重ねて対応を進めたのですが、この時は本当にご支援をお願いして良かったなと思いましたね。
例えば、立ち上げ期は金融機関の審査に何度もチャレンジできるとか、知らなかったノウハウを沢山教えてもらえたんですよ。
おかげ様で、無事にこの関門をクリアできました。
それから、営業面。
冒頭にあった様に、まずは広告代理業ということで営業をはじめたのですが、こちらはすんなり上手くいきました。
アポをガンガン取ってもらって、この辺りもさすがだなと思いましたね。
最初のお話では営業面の支援ということだったのでそこだけなのかなと思っていましたが、Webサイトまで作成をお願いできたりして、ワンストップで立ち上げ期を支援してもらえました。
一緒に最初の渓谷を超えてもらえたこと、感謝しています。
ご評価いただきありがとうございます。最近は落ち着いてきましたか?
創業期のバタバタがようやく終わって、いよいよこれからが本番というところです。
エッジコネクションには営業面の支援をさらに本格的にお願いしたいと思っているので、その際はお願いします(笑)
今後は少しずつ、冒頭で述べたようなブランディング支援でのお仕事を増やしていきたいと思っています。
中小企業が元気になるお手伝いをしていきたいです。
ところで、日本で一番高い山ってどこだかご存知ですか?
富士山です。
では、二番目に高い山は?
二番目ですか?どこでしたかね。
これがブランディングの本質なんです。
一番はすぐに思い出してもらえるけど、二番目以降ってなかなか出ないものなんですよ。
そして、これって決して大企業でなくてはできないことではないんです。
例えばのどが渇いたという時に、コカ・コーラを思い出す人もいれば、商店街にある個人で経営されているカフェを思い出す人もいる。
要は、自社や自社の商品・サービスが一番最初に思いつくものになればいいのです。
そして、一番になろうと努力する過程が最も大事なのだと思います。
いかに「一番」になるのか、というところがご支援内容になるのですが、如何せんブランディング構築にはある程度の時間を要し遅効性があるなどの理由で企業が決断を出しにくい分野なので、すぐに中心事業とするには難しい。
まだいろいろな面で準備中です。
是非また営業をさらに強める際はご一緒させていください。ブランディングを事業とする夢の実現の一端を弊社が担えたら嬉しいです。
最後に、これから起業を考えておられたり、起業したばかりの企業様に対してアドバイスを頂けますか?
「想いは貫け」ですね。
働いていると、キツイことも甘えたくなることも含め、邪魔が沢山あります。それに負けずに闘い抜く不屈の精神が必要です。
また、もし迷うような時に遭遇したら、その時は損得よりも道理は何かで決めることです。
私は逆名利君という言葉を座右の銘としています。
君主、会社で言えば上司や会社に逆らってでも、君主の利益になるよう動くということです。
そして、常識に挑戦することは、とても勇気が必要ですけど、それがそこから次へのスタンダードが生まれるものです。
今はこの「君」を社会として、たとえそれが広告ではなくても、社会やお客様のためになることは信念をもって提案し取り組みたいと考えています。
こうした信念が起業には必要ではないでしょうか。
佐々木さん、ありがとうございました。
プロフィール
- 株式会社3Mデザインワークス
代表取締役社長 - 佐々木 康和 様
業界経験30年以上、もうそろそろ儲けるための仕事というよりは社会への恩返し、社会へ役立つ施策を作り出していきたいです。 仕事はお金のためだけじゃなく、夢・希望・そしてやりがいが必要と考えます。 ぜひ一度、お声がけ下さい。
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