事例紹介
- 株式会社レガリス
エンジニアリング事業部 - 松本 秀一 様
営業のスピード感と取捨選択の加速度が上がり、業務の効率化に繋がったところがとても良かったと思います。
松本様、本日はどうぞ宜しくお願い致します。
はじめに、レガリス様の事業内容と特徴を教えていただきたいと思います。
派遣と紹介どちらもできる、技術系の人材会社になります。企業様から求人をいただいて、技術者の派遣や正社員の紹介を行っています。
当社は技術系の人材に特化しているため、特に技術に関する専門知識を持った営業担当がお客様の業務内容やニーズをくみ取り、その内容に応じて高い技術スキルを持つ技術者を紹介出来ることが特徴です。
私が今御社にお願いしているのは、当社のエンジニアリング事業部という機電系(電気回路設計や機械設計など)の分野になり、レガリスとしては比較的新しい事業になっています。
当社は従来、建設や建築の分野で長く事業を行ってきた会社ですので、大手ゼネコン様などからの引き合いが多く、特に海外への技術者派遣を得意としています。
例えば日本の大手ゼネコン様等が東南アジアなどの国で病院やダムを作るときに、足りない工数を補うために当社の技術派遣を活用していただいておりますが、会社として海外派遣の経験・ノウハウが蓄積されており、パスポートやビザの手配、あるいは現地の住居や入出国の手続きなど、そういった面で他社様との差別化は出来ていたと思います。
他にも、技術実務経験があり技術系の仕事内容を深く理解している営業担当が付くところも、同業他社さんより強い部分なのではないかなと思います。
営業担当の方も業界や職種に詳しいと、求職者側も企業側も安心できる部分が大きそうですね、ありがとうございます。
それでは、元々レガリス様にはどのような営業面での課題があったのでしょうか?
私が担当しているエンジニアリング事業部では立上げから急拡大している過渡期であり、営業に割ける工数が足りないというのが大きな課題でした。そこまで社員数が多い会社ではないので、採用から広告、営業から入社手続きなど、ほとんど一人でこなしていることから、営業のアウトソーシングの一環として、テレアポ代行の会社をまず探してみました。
当社としても初めて代行会社を使うので、どんな感じなのかなという興味もありつつ、実際の使い勝手として試してみたいという思いもありました。
そうなんですね。
派遣業界についても質問させていただけたらと思うのですが、派遣離れが起きているという話を聞いたことがありまして、そのように感じることはありましたでしょうか?
我々が行っている技術派遣については高いスキルが必要な仕事になるので、今もそうですが今後においても一定の二―ズはあると思っていますし、この層の人材不足は常に切実なのが現状です。
当社は経験値やスキルの高いベテラン層に主に活躍していただける場が提供できると思っています。スキルが高くまた高い給与を求め、50~60代くらいの方が当社に集まってきてもらえているのは非常にありがたいと思っています。
もちろん若い人も大歓迎ですが。(笑)
なるほど、今後そのように働きたいという経験豊富な方と、雇用する会社も増えていきそうですね。
そうなんですよ。人口バランスから鑑みても少子高齢化の波は人材業界にも押し寄せてきています。ベテラン層の求職者自体は多いので、あとは派遣先である企業様での受け入れ体制をどう考えてもらえるかというところで。
たとえば20~30代の正社員の方が50代の派遣社員の方に業務を依頼しづらいよねって言われることも割とある話なのですが、もうそのような時代ではないと思いますし、ある種の思考の切り替えが必要だと思うのです。
なので、社会構造的にその辺りのハードルが下がったら、我々の事業はおっしゃる通りもっと必要とされるのではないかと思いますよ。
そうですね、ありがとうございます。
では数ある企業の中から、当社にご依頼していただいた理由を伺えたらと思います。
まずはインターネットで検索し、何社かに問い合わせて、そのときに一番対応が良かったのが御社でした。
当社としては完全成果報酬制でやりたいと思っていたので、詳しい話を聞いてみて、その中で金額面、サービス内容を確認し、シンプルな料金体系と対応の良さで御社にお願いをしました。
実際にプロジェクトがスタートして、当初のイメージと比較していかがでしたでしょうか?
そうですね、こうであったら良かったなというところで言えば、アポが求人に繋がってそこで採用ができることが理想ですが、なかなかそんなに上手くはいかないなと。(笑)
御社に何かあるとかではなく、単純にコロナ禍の時期であったため、求人自体がかなり縮小していた時期だったというのも大きな要因だと思っています。
景況感が悪化した場合、企業はまず採用を止めてしまうケースが多いんです。見通しが不透明なだけに、この先どうなるか分からないから取りあえず人件費は増やさないでおこう、という判断です。
それが去年から今年の春先まで続いていたのですが、最近ようやく回復の兆しが見え始め、必要とされている求人はどこにあるかなと営業戦略を思案しているところです。
確かに去年は採用を一旦止めている企業様は多かったように思います。
商談をしていただき、お客様からの反応で何か気づいた点などはありましたでしょうか?
私は技術職出身で、電気回路設計などの技術業務を経て技術派遣営業を経験し、今はその営業も含め登録している求職者の面談まで全部自分で対応しております。
お客様の反応が良いと感じたのは、昨日電話でお話した人事の方のように「技術のことが分かるんだったら設計部署のニーズも理解してもらえるのでありがたいですね」というようなことを言われることがしばしばあるので、そういった点で非常に喜ばれていると感じます。
技術派遣の営業担当者で技術の実務経験がある方は希少ですし、ほとんどが文系出身の方になりますので、技術的なところを理解して適切な提案が出来るところはご評価いただいています。
レガリス様の強みのところですね。
では、当社が事前にやっておくと良かったと思ったことは何かありましたでしょうか。
テレアポ代行はほぼ初めて使わせてもらうサービスで、どこまでできるのかはわからないところからスタートしました。
御社の方で派遣会社のテレアポ代行経験はあるという話を聞いていましたが、最初はやっぱりアポイントを取ることに苦労されていたんじゃないかと思います。
御社の横山様には忌憚なくお話しをさせてもらって、横山様からも細かくフィードバックをいただいたりして。時期的な要因もあると思うんですけど、6月くらいからこれまでよりも多くアポが取れてきたように思います。
一緒に話をして作戦を立てて、業界もここでやってみましょうと結構細かく打ち合わせして、当社の事業内容や営業スタイルといったところの理解度が深くなったところで、結果に結びついてきたんじゃないかなと思います。
御社以外にも何社か代行会社に頼んでいたんですけど、御社は特にフィードバックと改善を繰り返して精度が上がってきていました。
日頃の対応も真摯でありがたいなと思っています。
ありがとうございます。
プロジェクトを通して、営業における社内での意識の高まりなど何か変化はありましたか?
そうですね、プロジェクトが始まったばかりの頃は「機械や設計などの技術人材を欲しているところにアプローチしてください」とざっくりとした依頼をしていたんですね。
実際にアポイント対応しているうちに、現在ニーズがある分野や業界などが徐々に見えてきて、次はこの業界・キーワードで絞り込んだ企業にアプローチしよう、などと優先順位をつけて依頼していったため、営業を支援してくれる方法としてテレアポ代行は有効なのだと再認識するようになりました。
もちろん漠然と営業しているわけではないんですけど、コロナ禍で業界・職種・分野などの優劣が非常に鮮明に出てきていたものですから、その中でも立ち上がっている業界はどこなのかが見えてくることが大きかったです。今は半導体の業界が力強く立ち上がっていて、他の業種と比較してもアポが取れていると思いますよ。
自分の中で営業のスピード感と取捨選択の加速度が上がり、業務の効率化に繋がったところがとても良かったと思います。
マーケティングリサーチやターゲティングの部分でもお役に立ててよかったです!
当社のサービスを受けていただき、特に印象に残った点はありますか?
比較的、相談させてもらったことに対して柔軟にご検討いただける、受けていただけるといった印象があります。
他の営業支援会社さんではこういったことが意外に難しいケースがあり、ある程度サービスが定型化・成熟してくると、柔軟な対応が難しいんだろうなと思うことがありました。
当社は限られた人数でやっているので色々なリクエストを出させていただくのですが、御社はとても柔軟に対応してくれていましたので。
サービスを受ける側と提供する側が対等で、真摯に向き合ってもらえる会社なんだな、と思いました。
クライアント様のご状況やその時々に合わせた形の対応になるとは思いますが、嬉しいお言葉ありがとうございます。
それでは、レガリス様と同じ課題を抱えている方に向けて、メッセージをいただけましたら幸いです。
ベタですけど(笑)、一度代行サービスを使ってみると良いのではないかと思います。
御社は総合的に良心的な価格帯かなと思いますし、上手く活用することで時間の有効活用も出来るんじゃないかと思いますね。
基本的に営業活動は自社の営業担当がやるというのも一つの正解だとは思いますが、1人自社採用してずっと電話をかけさせるときの費用(給与)と比較して考えたときに、コストパフォーマンスが良いという判断になれば、まずは使ってみるといいんじゃないかと思います。
最後に、当社のプロジェクトに対する取り組みの姿勢や、ご意見などがあればいただけましたら幸いです。
既に横山様とは話していたんですが、アプローチする企業リストのデータベースの抽出元がもっと色々な種類があってもいいのかな、と思いました。
あとはそうですね、なかなか難しいですが、当社のプロジェクトに関わる方については我々の事業に対して、今よりもっと理解度が高まるととてもありがたいです。
リストからのコールをスタートする前に一度、企業リストの確認を御社担当者より依頼されますが、300件以上あるようなリストを一つ一つ見ていくのは時間が掛かってしまうので、今はもう御社で選別してやっていただいて大丈夫ですと伝えています。
そういう選別などがスムーズに出来たりするようになってくれると、かゆいところに手が届くといいますか(笑)、助かるなと思います。
そうですね、ご要望に応えられるように今後も取り組ませていただきます!
それでは本日はお時間いただきありがとうございました!
インタビュアー編集後記
今回は現在も進行しているプロジェクトのレガリスの松本様のインタビューでした。レガリス様の特徴的で、今後もさらに拡大が見込める事業のお話を詳しく聞かせていただき、こちらもワクワクするようなお時間を過ごさせていただきました。レガリス様の派遣できる領域は多岐に渡りますので、技術系人材にお困りの企業様はぜひレガリス様にご連絡していただけたらと思います!
プロフィール
- 株式会社レガリス
エンジニアリング事業部 - 松本 秀一 様
大手技術系派遣会社にて30年間在籍。電気設計技術職として回路設計、開発、評価等に15年従事したのち同社の営業職に異動。15年間従事した後、株式会社レガリスに入社。現在は入社と共に設立されたエンジニアリング事業部の拡大に注力する。
お問い合わせ
サービスについてのご相談・ご質問など、
お気軽にお問い合わせください。
- お電話でのお問い合わせは
- 03-6825-5900