事例紹介
- 045 total design works Inc.
代表取締役社長 - 松井 壯介 様
企業理念に共感できる会社とお会いできるのがモチベーションになります。
松井様、本日はどうぞ宜しくお願い致します。
早速ですが、045 total design works Inc様の事業内容を教えていただけますでしょうか?
ブランド開発や育成、CI・VIの企画制作、広告宣伝、販促物などの企画制作をしている会社です。グラフィックデザイン、ウェブ、映像制作、アプリ開発など制作全般をワンストップで対応しています。課題発見から企画立案をすることを得意としています。
ありがとうございます。当社のサービスを受けて頂いておりますが、そもそもどのような課題があったのでしょうか?
元々プロジェトごとにお願いしている営業の方がいるのですが、こちらからお願いするスポットスタイルの営業なので、新規のお客様をとってくるなら、広告かDMかテレアポしかないと考えていた。そうすると、広告はインスタSNS、ブログ等ですが、これらはやったはいいけど待ってないといけない。インスタのフォロワーが増えても仕事に繋がるかは分からないしよっぽど大好きじゃないとお願いしないじゃないですか。じゃDMは、となるとキャッチコピーが刺さらないといけない、そうするとテレアポしかないなと考えていました。
なるほど。では数ある外部の企業の中から、当社を選択した理由をお聞かせください。
まずテレアポを自分でやっている時間はなかったので、外部委託しかないなと考えていたところ、ちょうど御社から電話がかかってきたという感じでした。それで御社の社長と話した時にテレアポに対する考え方を聞いて、営業に対しての考え方に納得感がすごくあったので、お願いしようと思いました。
もともと営業はどのようにされていたんでしょうか?
プラットフォームに登録してオーディション型で仕事を得る形のものを活用していた時期があったんですが、1つの仕事にたくさんの応募があるから、アイミツ合戦になってしまうことが多くて。
自分達はギグエコノミーみたいな働き方ではないし、コロナ前とコロナ以降で客層もだいぶ変わっていたのを感じてました。
元々知り合いから紹介されたところなので、悪い評判を聞いてはいなかったのですが、世の中が変わると声をかけていただくお客さんが変わるんですよね。なので、今後はそういうエントリー制の営業代行じゃなくて、自分がかつて、食べたり飲んだりして美味しいなと思っていた企業様と直接パイプが持てるようになるといいなぁと思っていました。
そういった背景があったんですね。
テレアポで営業代行をするって何社もあると思ってなかったんですけど、営業代行の問い合わせはウェブ経由で最近すごくくるじゃないですか。
そうですね、うちにもよくきます(笑)
ははは(笑) そういうのって定型文で問い合わせがくるんですよね。以前もプラットフォーム型から連絡がきたり、AIの営業代行とかもあったんですけど得体がしれなくて。早すぎるんじゃない?と思ったりもして(笑) 実感が伴わないじゃないですか、今のところバーチャルなので期待していないしと思うと、テレアポしかないかなと思っていました。
実際にプロジェクトがスタートして、当初のイメージと比べていかがでしたか?
最初は実際にアポイントを取っている風景とかイメージ全然出来なかったんですね。大丈夫かなと思ったんですけど、かなりすごいなと感じました。
そもそもメリットがないと会ってくれないじゃないですか。で、それって直接僕達がこんな特徴がありますって言っちゃうと聞く人によっては高飛車に聞こえちゃうんじゃないかと思うんですよね。事実をそのまま伝えるにしても、現場の人が言うのと代わりに誰かが言うのでは、こんなにも違うんだっていう実感はありました。
逆に、アポイントは取れた後に僕達が行くと、「プロがきた!」という感じになっていただけるんですよね。次はその先を我々で工夫しないといけないのかなと感じます。
初回商談の組み立てですよね。もってらっしゃる雰囲気を強みに変えられるように、相手が感じる営業されるぞというブロックをいかに外してお話を進めるか。
次に乗り越えるべきポイントがみえてきたということでしょうか?
はい、僕達は目の前に製品があってモノを売り込むわけじゃなくて、技術を売り込まないといけないので結構大変だと思います。だからこそ実績を売るしかありません。さっき趙さんもおっしゃっていたように実績のハードルが高すぎても引かれちゃうし、その距離感というか間合いの詰め方が乗り越えてないところですね。
ただその前の1回商談までもっていってくれることがスゴイなと思ってます。あとは次、僕の出番ですね。
分かりやすく言うと、クオリティに貪欲な人って、ちょっと違う浮世離れした空気まとってる人多いんですよね。
僕自身もそうなのかとは思いますが、それにちょっと引かれる人もいて。
もたれてしまう第一印象を、どれだけ商談中にバランスのよいものに変えられるかということですよね。
そう、例えば趙さんから連絡もらって日程調整したのに、営業とはぜんぜん違う雰囲気の人が営業にくるみたいな。そしてそこに趙さんはいない。極端な話ですけど(笑)
それくらいのギャップがあるような気がして。どう人から見られているのか客観的に分からないですが、そういうリアクションをされていることはありました。そこを次に相談していきたいなと思います。
プロジェクトを通して、営業への意識の高まりなど、貴社内でなにか変化がありましたでしょうか?
社内での変化というよりは個人の感想ですが、得体のしれない企業さんじゃなくて、自分がお取引したい企業にアプローチしているから、モチベーションが違います。リストを選んでお願いしていたので、企業規模というより理念とか、その人が行っていることに対して共感できる人とお会いできるので頑張れますよね。
クリエイターってすごい時間かけて作るので、相手のやってることに意義を感じたり、共感を得られなかったらパワーが持たないです。日本の産業をデザインで元気にするということを命題に掲げているので、その産業が活発になったらこの国はちょっとでも良くなるよな、というところで判断させて頂いています。
えらそうなこと言うつもりはないんですけど、そういう企業様がリストであがってきてるので嬉しいですし、商談に結び付いたときも、御社の企業理念とかすごく共感できて、お電話かけさせていただいたんです、というのを最初に話しちゃいますね。
ありがとうございます!そんな風に向き合ってくださっていると思うと、すごく励みになります。当社のサービスやノウハウを受けて頂き、どのような点が印象に残りましたか?
なんでも相談にのってくれるところですね。普通だったら分からない部署の連絡先まで、ちゃんと調べてくれたり。パートナー的視点を持ってくれるところがありがたいです。
このご時世だから、高木さんとまだ対面で会ったことないんですよ。いつもZoom会議越しで。Zoom越しだとドライにみえるんですけど、やることやってきていただけるんですよね。そんな印象です。
ありがとうございます!では、同じような課題を現時点で抱えている方々になにかメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか?
事業を立ち上げられた時とだいぶ世の中が変わっているはずなので、制作会社として何か伝えるとしたら、受注仕事だけで仕事をもってこようとするのはもう限界だと思う、ってことですね。自分から何か企画を用意して、相手にこういう企業との企画をもってきたので一緒にやってみませんか?ということをしないと。その代わり商品プロモーションの企画ももってきましたと。お互いの信頼関係という意味で築きづらい。
待ってるだけで仕事がくる時代じゃないなと思います。広告代理店なども仕事を外注しなくなりましたからね。
時間をかけて企画から伝えるということですね。
そう、制作会社はカタチにする力があるので、そこに企画力があれば鬼に金棒ですし。そこにプラス世の中の課題を発見する。今の世の中こうだから、こういう企画を作れば、生活者・流通・メーカーにとっての三方で良い仕組みができる。そんな話ができるようにならないといけないかなと思います。
今までやってきたことのプラスのお土産がないと、選ぶ立場の人からしたら選ばないと思うんです。
自分が得意先だったことを思い出すと、この人こんなことも持ってきたんだ、こういうこともやってるんだっていう発見がないとなかなか信用してくれないと思う。得意先の課題でも社会からみた課題でも、自分からみつけていく視点をもたないといけないですよね。もっと世の中と積極的に向き合わないといけない時代なので、そういう姿勢じゃないと無理だなと思います。プロダクトアウトとマーケットインという定義もありますが、世の中と関われるといいですよね。
ありがとうございます!
最後になりますが、当社のサービス内容やプロジェクトについてご意見やご要望はございますか?
これエッジコネクションさんへの事業提案なんですけど、御社のつながりの中でマッチングするってどうですか? 1社1社の特徴をしっかり把握するのは大変だと思うんですけど、こことここが組んだらシナジーが生まれる、みたいに提案してくれるサービスを世の中欲しがってると思うんですよ。
なのでまずは、エッジコネクションという信頼しているところからの紹介で仕事をみつけて、その時に必要な営業代行をエッジコネクションさんがやるって、良い流れなんじゃないかと思ってます。
見ず知らずの会社にお金を払うって怖いと思いがちなので、積極的にこういう企業さんがいますと紹介してくれて、それらがマッチする同士が会える仕組みがあればいいなと思いますし、それをエッジコネクションさんがやるといいんじゃないかなと思います。いま思いつきました(笑)
具体的なご提案をありがとうございます!(笑)以前交流会を主催していた経験もありましたので、この情勢もふまえて参考にさせて頂きます。
本日はお忙しい中ありがとうございました!
インタビュアー編集後記
親しみやすい雰囲気でインタビューをお受けいただきましたが、仕事に対する熱量や思いをとても感じました。実際、インタビューに入りきれないほどたくさんお話しいただき、社会全体をみて何に価値が生まれるのかという視点を常にお持ちになって取り組んでいらっしゃるご様子に、ビジネスチャンスを生み出すパートナーとして身が引き締まりました。頂いたご感想をふまえ、今後もより良いサービスのご提供ができるよう努めてまいります。
プロフィール
- 045 total design works Inc.
代表取締役社長 - 松井 壯介 様
外資系広告代理店から博報堂プロダクツを経て、2019年10月に045 total design works inc.を設立。コミュニケーションを作り、人とアイデアとタイミングを繋げることでトータルにデザインを設計し「行こう・やろう・買おう」のアクションと共に新しい価値創造する。 朝日広告大賞、読売広告大賞、NYADC MERRIT AWARD、JPM賞銀賞、POPEYE賞銀賞(現JPM賞)など受賞歴多数。 ヒューマンアカデミー 非常勤講師
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